お知らせ・事務局便り

お知らせ

2025年11月06日
第2回長野県病院薬剤師会 病院薬学実践セミナー開催のお知らせ

事務局

           第2回長野県病院薬剤師会 病院薬学実践セミナー開催のご案内
        「複雑化するがん薬物療法の実践~乳がんアップデートとirAEマネジメント~」

                          一般社団法人 長野県病院薬剤師会会長 内藤 隆文
                                   同学術委員会委員長 林 美和子

 乳がん薬物療法の進歩は著しく、サブタイプ別の治療に加え、遺伝子変異を有する患者への新規薬剤や全く新しい作用機序の薬剤の登場などにより、治療選択も副作用管理も複雑化しています。治療薬の選択が適切か検討する際、病理検査や遺伝子検査の結果、さらにはガイドラインの理解に悩むことも少なくありません。また、免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象(irAE)や分子標的薬による特徴的な副作用など、薬剤ごとに注意すべき点は異なり、早期発見や予防、患者教育の観点からも薬剤師の果たす役割は重要です。
 そこで今回、長野県病院薬剤師会では、乳がんの最新の治療動向と副作用への対応を整理し、実臨床に活かせる知識を共有するセミナーを企画いたしました。副作用対応は乳がんに限らず、他のがん種や薬物療法にも共通する点が多く、初学者からベテランまで多くの方にご参加いただける内容です。乳がんはサバイバーも多く、がん治療に日常的に携わる方はもちろん、普段は直接関わらない方にとっても学びの多い内容となっています。
 本セミナーでは、浜松医療センター薬剤科 副科長の宮本 康敬 先生、新潟県立津川病院 薬剤部長の吉野 真樹先生をお招きし、宮本先生には、乳がん薬物療法全般と副作用マネジメントについて、吉野先生には、irAEの基礎から臨床応用までをご講演頂く予定です。SGD(small group discussion)も取り入れ、講義で学んだ内容を整理し共有する機会とします。正解を求めるものではなく、感想や気づきを自由に話し合う場ですので、専門知識や経験にかかわらず安心してご参加ください。また、事前課題をご用意しています。当日の理解を深め、SGDをより充実させることを目的としたもので、正解や完成度を重視するものではありません。無理のない範囲で取り組んでいただければ結構です。
 多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

■ 日時: 令和7年12月21日(日) 9:00 ~ 15:25
■ 場所:  相澤病院 ヤマサホール(2F 大ホール) 長野県松本市本庄2-5-1
      ※車でお越しの方は病院外来第2駐車場をご利用ください(添付地図参照)。
       無料券と引き換えいたしますので、駐車券を必ず会場までお持ちください。
■ 参加費:長野県病院薬剤師会会員 1,000円 (非会員 3,000円)
■ 申込締切:令和7年12月4日(木) 締切厳守でお願いします
■ プログラム:
     時間           内容
   9:00~9:10   開講式
             司会進行:健和会病院 薬局 佐藤 勝治 学術委員
   9:10~10:40   講演1
             座長:長野赤十字病院 薬剤部 土屋 直彦 学術委員
             演者:浜松医療センター 薬剤科副科長 宮本 康敬先生
             演題:「乳がん薬物療法の進歩と副作用マネジメント」
   10:50~11:50  症例検討1
             座長:長野赤十字病院 薬剤部 土屋 直彦 学術委員
             演者:浜松医療センター 薬剤科副科長 宮本 康敬先生
             演題:「チーム医療における薬剤師の役割 〜乳がん薬物療法と症例検討〜」
   12:35~13:35  講演2
             座長:健和会病院 薬局 佐藤 勝治 学術委員
             演者:新潟県立津川病院 薬剤部長 吉野 真樹先生
             演題:「Immune related adverse event: irAE
                            ~おさえておきたい基礎と臨床~」
   13:45~15:15  症例検討2
             座長:健和会病院 薬局 佐藤 勝治 学術委員
             演者:新潟県立津川病院 薬剤部長 吉野 真樹先生
             演題:「Case study ~ICI適用症例におけるロジカルアプローチ~」


■ 申込方法:下記URL又は添付「開催案内」のQRコードから「アスヤクLIFE研修」にて事前に
       参加登録を行ってください
        https://kenshu.asuyaku.life/trainings/2406

■ 事前課題:開催2週間前頃にメールにて配布予定

・本研修会は日病薬病院薬学認定薬剤師制度(領域Ⅴ-2 3単位)として申請中です。
 (日病薬へ申請中のため、領域・単位数等が変更になる場合があります。)
・ がん薬物療法認定薬剤師制度(2.5単位/5時間)の講習会としても申請予定です。
 ただし、受講証は終了時に成果報告書を提出された方のみ発行致します。
・なお、都合によりプログラムの内容が変更となる場合もありますので予め、ご了承ください。