病薬ひろば

薬剤師を目指す方へ

2016年12月12日
薬剤師を目指す方へ  長野松代総合病院 青沼 紀宏

HP委員会


東京薬科大学2015年卒

 こんにちは。長野松代総合病院で働かせていただいています青沼紀宏です。就職して1年半が経ちましたが、薬学生だったこともついこないだのように思えます。薬学部6年生の時は、国家試験に受かるかどうか不安で心の余裕もなかったですが、今は松代総合病院の薬剤部の先輩方のおかげで楽しく過ごしています。
 病院薬剤師の主な業務については、他の病院と同じく調剤業務、病棟業務の2つに大きく分けられます。調剤業務では内服薬の他に注射薬もあるので医薬品に関わる幅広い知識が必要です。病棟業務では様々な職種の方と連携しながら患者さんに寄り添い薬剤管理に関わるため、医薬品の知識の上、疾病について薬物治療に関わる幅広い知識が必要であることが特徴です。それ故、先輩方の姿を見ると頼りにされていることが伺えます。実際に働いてみて、薬剤師がとても頼りにされているなと感じています。そのため、私個人としても日々勉強しなければならないと感じますし、一方で病院薬剤師はとてもやりがいある職業であるなと日々感じています。
 私自身、学生の頃自分自身どんな薬剤師になりたいか全くといっていいほど考えておりませんでした。実際に就職を病院に決めた理由も、実務実習の時に病院の薬剤師かっこいいなと感じたから、そのくらいのものでした。いざ国家試験が終わり、4月から働くとなった時、自分みたいな人間が病院で働くことができるのかという不安が芽生えてきましたが、実際に働いてみると、周りの薬剤師の先輩方が話しかけやすく些細なことでも何でも気軽に教えてくださるので、安心して業務に励むことができました。今では、興味深いことが病院薬剤師としての仕事の中でたくさん見えてきて、それが楽しい、更にもっと多く、深く知りたいという思いが強くなっています。
 もし、私と同じように就職先でやっていけるのか不安で迷っている学生がいるならば「実際にこんな薬剤師もいる」理想の将来が見つからないならば「働いてから見つかることもある」ということを知っていただいて、就職活動について悩む上でも思い詰めすぎないよう、チャレンジ精神で頑張ってみて下さい。

  • 薬剤師を目指す方へ  長野松代総合病院 青沼 紀宏

    就職して1年半が経ち、さまざまな業務を経験し、任されるようになってきました。

  • 薬剤師を目指す方へ  長野松代総合病院 青沼 紀宏

    松代総合病院の特徴として、注射薬ピッキングマシンがあります。
    これにより注射調剤業務が効率的に行えて、他の業務、特に病棟業務に力を入れることが可能となっています。
    興味ある方はぜひ見に来て下さい!

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    病院に就職してからも薬剤師として幅広い知識を修得するため、日々勉強です。