私が働く病院の薬剤師の仕事は、大きく調剤室・注射管理室・化学療法室・病棟業務に分けられます。働き始めてから5か月経ち、今は業務内容を覚えることが主ですが、病院薬剤師は医学と薬学の知識を深めていきたい方にとって魅力的な職業です。医師や看護師などが書いたカルテを見て症状と薬がどう結びついているのか考え、病院内での勉強会、近隣の病院・薬局での研修会、各地で開催される学会に参加するチャンスがあるので、薬学の最新の情報を得られ知識を学べる環境が与えられています。
今、病院では医療従事者や患者さんとコミュニケーションを取る機会が増えており、人間力や明るくパワーのある薬剤師が求められています。そういった薬剤師になるためには学生時代たくさんの経験をすることが大切だと思います。6年間、長いようで本当にあっという間です。ただ漫然と過ごすのではなく目的を持って生活してみてください。例えばバイトをする中で、接客業で接客を学ぶ、薬局で薬を学ぶなどです。また、学生時代の長期休みを十分利用し、ボランティア活動や旅行を通して今の自分とは違う環境を体験してみたり、自分とは違った考え方を持つ人と出会ったりし、視野を広げておくことも大切です。今しかできないことはたくさんあるので、勉強と遊び両立させ、充実した時間を過ごしてください。

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  化学療法室でのブリーフィング