病薬ひろば

薬剤師を目指す方へ

2018年06月03日
薬剤師を目指す方へ  佐久総合病院 六川 奈生

HP委員会


東京薬科大学 2017年卒

 こんにちは。佐久総合病院薬剤部に勤めています、六川奈生と申します。病院薬剤師として働きはじめ、この春で2年目になりました。
 1年目は当院独自の教育制度を経て主に調剤業務、注射業務、病棟業務を行ってきました。
 当院の教育制度は、1年を通して行っています。9月から当直業務、11月から病棟業務が一人で行えるよう、入職後から調剤業務、注射業務、眼科周術期の服薬指導と段階を踏んで行っていきます。また、教育制度の中にはプリセプター制度があり、仕事上の相談など、わからないことをすぐ先輩薬剤師に聞ける環境があります。私自身、当院の教育制度によって、苦手なところやわからないことが明確になり、徐々に成長していく自分の姿に自信を持つことができました。
 現在は主に1年目の経験を活かし調剤、注射、病棟業務そして教育担当を行っています。教育制度で今度は指導者側として、新人へどのように伝えればわかりやすいか、自信を持ってもらえるか、先輩薬剤師と相談しながら行っています。
 病棟業務では、他職種の方々と多く関わらせていただけるようにもなりました。患者さんやご家族に会いに行くと、笑顔で「ありがとう」と言っていただけることが何よりもうれしく、自信につながります。その反面、私は薬剤師として患者さんの力になれたのか、支えになれていたのか、その都度、申し訳なさともっと頑張らなければならないという気持ちになります。
 2年目となった今でも薬の専門家として質問に答えられないこと、間違えることもあり、教えていただくことばかりです。しかし、その時に支えてくださるのは職場の先輩薬剤師の方々、同期はもちろん、他職種の先輩方や同期、そして、違う病院で働いている国家試験を共に乗り越えてきた友人です。さまざまな職種の方と関われる病院だからこそ、新たなやりがいと目標を見つけることができます
 自分がどのような薬剤師になりたいか迷っている方は、ぜひ病院薬剤師はいかがでしょうか?いろいろな視野で、目標の薬剤師像を見つけることができるかもしれません。みなさんと一緒に働ける日を楽しみに待っています。

  • 薬剤師を目指す方へ  佐久総合病院 六川 奈生

     調剤業務は薬剤師の基本となります!
     まず調剤業務で土台をつくり、後の病棟業務などへの足掛かりとなっていきます。

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     注射業務の様子です。
     調剤業務と同じく、ダブルチェックは欠かせません。