長野県病院薬剤師会学術委員会では、第41回薬剤師専門講座として「高齢者の薬物治療を様々な視点から学ぼう」を企画しました。
　現在、日本は超高齢化社会を迎えています。高齢者は複数の疾患が慢性的に共存しており、長い治療経過により多くの薬剤を内服している状況は少なくありません。高齢者では、加齢による薬物動態の変化により副作用が生じやすく、その認知機能・身体機能の低下などから服薬が上手くできず、薬剤の処方が結果的に患者の不利益になることがあります。そうした問題に立ち向かうためには、薬の知識だけでなく、高齢者の特徴を理解することが必要になります。
　そこで、今回は様々な視点から知識を得るため3人の講師の先生をお招きしました。星薬科大学の鈴木勉先生からは睡眠薬の適正使用について、東邦大学医療センター大森病院リハビリテーション科の海老原覚先生からはフレイル高齢者の誤嚥性肺炎と嚥下障害について、また、大洗海岸病院の新井克明先生からはポリファーマシーについて講演して頂きます。
　この講座を通じ、患者さんの身体機能や生活環境もふまえた薬物治療の提案ができる薬剤師を目指しましょう。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

参加申し込み、プログラム等は 会員ページをご参照ください。（会員ページの部分をクリックするとログインページに進みます。）