2017年05月19日
持参薬鑑別支援装置「TabJudge:タブジャッジ」
持参薬をCCDカメラで読み取り、その画像情報の薬品コードをOCR処理し、「形状」「色調」、「刻印」、「プリント」を解析して薬品DB(MD-Bank)に情報をリクエストし薬品判別を行うシステムです。単独で使用が標準ですが今回電子カルテと接続を前提にシステム構築を行いました。
本システムは電子カルテ(EG-MAIN_GX:富士通製)と連携用のインターフェースを作成し、鑑定結果が持参薬報告書として電子カルテに作成され、持参薬オーダーが発行できる仕様です。
スキャンできるのは薬品本体のみ、PTP包装の薬剤はハンディスキャナを使用して鑑定します。
システムが薬品を鑑定後、用法等の必要な情報を入力し持参薬報告書が作成されます。作成された持参薬報告書はボタン1つでシームレスに電子カルテに持参薬報告書として記録(転送)されます。持参薬報告書を元に医師が必要な持参薬を電子カルテでオーダーできるシステムです。
CCDでは光がPTP包装に反射して直接認識ができないようですが、画像素子を乱反射に強いCMOSに切り替えるなどPTP包装が同時に鑑別できれば更に効率性が上がるのでマイナーチェンジに期待。
(岡谷市民病院 伊藤)