Macintosh(Mac)以前にアップルが発売したPC。初代はApple１ですが生産が200台前後と少なく、完成品ではなかったので世界的にAppleをメジャーにしたのは完成品として生産されたApple Ⅱでした。本機はそのマイナーチェンジ機。
初代AppleIIは本機と同様にキーボード一体型で拡張性の高いPCでしたが拡張性を重視したためPC自体のサイズはそれなりに大きいものでした。本機はその初代のコンセプトを残しつつデザインと携帯性を追求したマシン。
従来の特徴だったベージュのケースからスンーホワイトのスリムなボディと前回紹介したSE/30と同様にドイツの工業デザイン会社、「frog design」の手が加わった洗練されたデザインのAppleIIc。
MacのようなGUI（Graphical User Interface）を使ったモダンなオペレーションシステムではなくCP/MやBASICで動いていました。
本機は映画「2010年」で主人公が海辺で液晶ディスプレイ付の本機が登場することが有名でしたが、30年以上を経過した今でも本機のデザインの質は高く、PCスペックが許せるなら今でも使っていたいデバイスです。
SE/30、Apple Ⅱcと初期のAppleのPCを紹介させていただきましたが次回はMacProを私が普段職場で使っている仮想環境(OSX,Windows10,電子カルテ)の構築状況を紹介しようと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡谷市民病院　伊藤

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  デザインと携帯性を重視し、当時のApllePCの中ではなかり小さいが、大型の電源は別にあります。

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  標準はこのようなスタイルでした。モニターはカラーではなくグリーンディスプレイ。1984年当時は国産のPCもありましたがこのようなスタイリッシュなPCは存在しませんでした。

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  当時の記録媒体は5inchフロッピーディスク。後期型は3.5inchに変更されたが本機は初期型

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  当時のアプリケーションを立ち上げてみました。グリーンディスプレイが時代を感じさせてくれます。

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  当時ゲームセンターで流行っていたゼビウスも移植され動いていました。