病薬ひろば

HP委員ブログ

2024年12月07日
今年も残すところあと1ヶ月

ウェブマスター


シンポジウムの様子

冷気が一段と深まってきた今日、雪もちらつき冬の訪れを感じるなか、今年もいよいよ押し迫ってまいりました。会員のみなさん、いかがお過ごしでしょうか。
先日、12月1日(日)に長野県病院薬剤師会 学術大会が開催されました。

午前の基調講演やシンポジウムでは「実務実習」をテーマに、千葉大学医学部附属病院 副薬剤部長の大久保正人先生からご講演を、また、県内各施設でご活躍されているシンポジストの先生からの発表およびディスカッションが行われました。
実務実習の質の充実が求められている実情をお話いただき、質の充実に向けて「薬物療法の個別最適化」「多職種連携・チーム医療」「地域医療」といった3つのキーワードも授かりました。調剤業務は薬剤師の基本ではありますが、実務実習も病棟へ行く割合が増えることで、調剤(処方鑑査)の質が上がる。結果的により臨床的な実習につながり、薬剤師業務の変化(対人業務の充実)に連動していくのだと感じました。

午後は座談会が実施されました。「タスクシェアリング」への取り組みでその後変化はありましたか?というところで、薬剤師業務を見直したり、新たなチャンスをつかんだりと、県内各施設よりさまざまな活動、いろいろな取り組みをざっくばらんに発表していただきました。薬剤師は人となりが良い人、責任感が強い人が多いが故、タスクシフトを快諾してしまう部分が多すぎると業務量の増大につながってしまいます。一方で、タスク「シェアリング」することも忘れずに、看護師など他の職種と業務や情報を共有することも考えてみてはいかがでしょうか。

今回はメーカーが入らない自前の学術大会ということで、役員の皆さんによる手作り感満載のあたたかい学術大会となり、成功裏に終えることができました。
なお、同日開催されました臨時総会において、任期満了に伴う新役員の選任や法人化に向けた定款の制定が承認されました。HP内でも結果を掲載予定です。しばしお待ちください。
最後に臨時総会も含めて学術大会の運営・準備に携わった先生方、ご苦労さまでした。

 次世代の薬剤師をみんなで育てましょう!!
 それが薬剤師業務の充実につながります!


 JA長野厚生連 南長野医療センター
 篠ノ井総合病院 薬剤部
 田中 宏治

  • 今年も残すところあと1ヶ月

    大久保正人先生の基調講演

  • 今年も残すところあと1ヶ月

    選任された新役員の先生方