病薬ひろば

薬剤師を目指す方へ

2024年09月28日
薬剤師を目指す方へ  北信総合病院 縄田 眞子

ウェブマスター


薬剤部のメンバー(筆者は前列右から3番目)

JA長野厚生連 北信総合病院 薬剤部 3年目の縄田眞子です。
長野には最初縁もゆかりもなく、旅行で訪れたことがある程度の土地でしたが、食べ物が美味しく、景色も綺麗ですっかり馴染んできました。北信総合病院は長野県の北信地区に位置し、農業やウィンタースポーツが盛んな地域で、地域中核病院・北信医療圏の基幹病院として地域へ貢献できるよう日々医療を提供しています。病床は419床あり救急を受け入れ、急性期から慢性期まで医療を提供しています。当院の薬剤部は10年目以下の薬剤師が多く、この春から新人2名を迎え、若手の活躍が大きいかと思います。
私は1年目、2年目は主に調剤業務、入院前の面談、窓口対応などに携わり、2年目の途中からは調剤業務と平行して慢性期病棟にも配属され、他職種との関わることができ、薬学的介入ができるようになりました。最初は戸惑うことも多く慣れないことばかり、さらに私は同期の薬剤師がいなかったので、大変さはありましたが、周りの薬剤師のサポートがあり、いろんな方に助けて頂き本当にこの薬剤部で働くことができてよかったと思います。
病院薬剤師の強みとして、幅広い疾患に携わることができること、他職種との連携がより密接にできること、データや検査結果に基づいた薬学的な提案を行える、専門・認定薬剤師の存在がいるため沢山の学びに繋がることなどが挙げられます。1年目から様々な分野を経験させて頂いたことで、病棟業務に繋がることが多く、さらに成長することができました。私自身病院実習では学びきれないことが多かったので、病院薬剤師を目指しました。病院薬剤師は大変、忙しい、お給料が低いとマイナスなイメージが強いかと思いますが、多くの薬剤師がいるので支え合いながら働くことができ、更に福利厚生の充実、休みの取りやすさ、何より自分が成長できる環境が整っているのは大きな強みになります。病院薬剤師に興味がある方、就職活動で何をすべきか分からない方など、見学からでもお待ちしております。薬剤師を目指している方は大学の勉強と日々の生活で大変かと思いますが、大学で学んだことは臨床で必ず役に立ちます。薬剤師として一緒に働くことができるよう応援しています。