病薬ひろば

HP委員ブログ

2024年08月27日
学会発表してきました

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8月10日、11日に埼玉県大宮で日本病院薬剤師会関東ブロック第54回学術大会が開催されました。本学術大会のテーマは『彩~IRODORI~』ということで、「さまざまな分野で活躍する薬剤師」を発信するをモットーに多くの病院薬剤師が一堂に会しました。
新幹線に乗っていざ大宮へ。駅のホームを降りるなり、強い日差しが照りつけており、茹だるような暑さでした。が、学術大会でもパリオリンピックに負けないほどの熱い論戦(質疑応答)が交わされ、とても有意義な2日間でした。
私はというと、入職して以降初めてポスター発表をしました。『手術室専任薬剤師業務の取り組みにおける実態調査』と題し、我々が実施している手術室での薬剤師業務を手術室スタッフにアンケート調査を介して評価してもらったという内容です。
ポスター発表は1日目に割り振られていたため、展示準備のため午前10時頃に会場入りしました。その後、ランチョンセミナー、シンポジウムを聴講した後、午後5時過ぎにポスター示説(プレゼンテーション)を行ないました。30分間という短い時間でしたが、それでは足りないくらいの多くの質問をいただき、県内外の病院薬剤師の皆さんに興味を持っていただくことができました。それと同時に、自分が普段の業務に少し自信を持つことができたので、準備は大変でしたが発表して良かったな、機会があればまたやりたいなとモチベーションが上がるきっかけとなったのは言うまでもありません。
学術大会に参加するもう一つの醍醐味は、学生時代の友人に会えることです。今回の学術大会では、大学時代の同級生と先輩に会うことができました。同級生は1日目、たまたま通りすがりに会うことができました。その後のシンポジウムなど同じテーマを聴講することが多かったので、お互いの近況を報告したり、仕事の話をしたり、大学時代の思い出話に花を咲かせたりと、とても楽しい時間でした。久しぶりに飲みに行こうと声を掛けたら、「俺、妻の実家が埼玉県だから、帰省を兼ねて参加しているんだよう。ごめんな。」「そ~かぁ、残念(>_<)。。。」と後ろ姿を見送りました、再会を誓いながら。
先輩は2日目にポスター発表者となっていたので、示説の時間に会いに行きました。先輩とは、卒業以来会っていなかったので、会話する中で2人ともおっさんになったなと思いつつ、お互いに職場でそれなりの立場に就き、頑張っているんだなと実感できました。

学術大会では、長野県からもいくつか演題発表されていました。テーマでもある「彩り鮮やか」な発表の数々でした。素晴らしい発表の詳細は後日創刊される「病薬誌」をご覧下さい。そして、日常業務に取り入れられるものがあれば、明日から活かしていきたいものですね。
これから、秋に向けて学会シーズンとなっていきます。興味のある分野があれば、思い切って参加してみてはいかがでしょうか?私も今冬は手術医学会に参加予定です。そこで、多職種の方と交流できたら良いなと思っています。
今回の学術大会は、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表される中で開催された異例の大会となりました。2日間の熱かった(暑かった?)学術大会を終えて無事帰路に着いたわけですが、私自身においても、非常に記憶に残る学術大会となりました。
発表された先生方、参加された先生方、皆さんお疲れさまでした。次回、第55回学術大会は茨城県(つくば市)での開催(2025年8月2日、3日)予定です。皆さん、奮ってご参加ください。

JA長野厚生連
南長野医療センター 篠ノ井総合病院 薬剤部
田中 宏治