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HP委員ブログ

2024年01月30日
国立競技場 高校サッカー観戦記

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新しくなった国立競技場

 晴天に恵まれた先日、国立競技場でサッカー⚽を観戦してきました。
 冬の風物詩となった高校サッカー選手権の準決勝。私と妻、長男と長女の家族4人で参戦です。地元のサッカークラブに入っている長男と長女にとってスタジアム初観戦が実現しました。
 日本のスポーツの聖地として数々の名勝負を見守ってきた国立競技場。その大切な歴史を継承しつつ、これからのスポーツと文化を発信する日本らしいスタジアムとして装いも新たに、一躍話題となった国立競技場。その魅力について触れたいと思います。
 国立競技場は『神宮の杜と調和する日本らしいスタジアム』をコンセプトに、東京2020オリンピックに向けて生まれ変わりました。オリンピックの際は開会式や閉会式のほか、陸上競技などの種目が実施されたことで話題になりました。オリンピックの閉幕後は各種スポーツの大会、音楽ライブなどさまざまなイベントに活用されています。
 現在の国立競技場をデザインしたのは、一級建築士でデザイナーでもある“隈 研吾”さんです。デザインが発表された際は大きな話題となりました。
 ・木材と鉄骨のハイブリッドな構造の屋根が特徴的である
 ・軒(のき)と庇(ひさし)に、47都道府県の木材が使われている
 ・収容人数は6万8000人と国内最大級の規模となる
 ・観客席は森の木漏れ日をイメージして5つの色(白、黄緑、グレー、深緑、濃茶)が使用されている
 ・巨大なスクリーンは迫力満点で、得点シーンのリプレーを鮮明に観ることができる

 それでは試合のハイライトへ、本題に戻り準決勝。
 第1試合は6度目の選手権制覇を目指す市立船橋と過去7大会で3度優勝している青森山田、高校サッカー界を代表する名門同士が激突した注目のカードを観ることができ、子ども以上に興奮気味の私。立ち上がりから一進一退の攻防が続くなか、より迫力を持ってゴールへと前進するのは青森山田。代名詞のロングスローからゴール前でチャンスを作り出し、繰り返しセットプレーを獲得。すると、コーナーキックから豪快なヘディングシュートを叩き込み、青森山田が前半早々に先制点を挙げます。これを境にギアが上がったのは市立船橋、Jリーグ入団が内定している今大会注目選手の1人、郡司 璃来選手にボールを集めていきます。まずは同点といきたいところでしたが、チャンスは作るものの得点までは至らず、このまま前半終了。後半も始まってしばらくはがっぷり四つの戦いも、気づけば市立船橋が押し込む時間帯。郡司選手を中心にシュートを放ち見せ場を作るも、青森山田の守備陣が身体を張って守ります。ここに青森山田の強さが集約されています。その後も押し気味に試合を進める市立船橋ですが、肝心のゴールがないまま時計の針が進んでいきます。それでも、残り時間あと10分となったところで、待望の同点弾!右サイドを駆け上がった選手がゴール前へラストパス、待ち構えていた選手が右足ダイレクトでゴール!!市立船橋の素晴らしい連携プレーに興奮した私は思わず声を上げて、立ち上がってしまいました。その後、1-1の同点のまま90分間で決着がつかず、PK戦の結果、4-2で青森山田が勝利し決勝戦へとコマを進めました。
 第2試合の近江と堀越は、堅守を誇る堀越を近江が多彩な攻撃で圧倒し、3-1で勝利しました。

 新しくなった国立競技場でサッカーを初観戦した子供たち、試合の熱気と迫力を体感し、最高の1日となったようです。とりわけ長男は目を輝かせながら、ピッチに立っている選手たちを見つめていました。この経験を糧にこれからもサッカーを続けていってほしい、父親としてそう願いつつ、帰路につきました。

 JA長野厚生連 南長野医療センター
 篠ノ井総合病院 薬剤部
 田中 宏治

  • 国立競技場 高校サッカー観戦記

    座席はメインスタンドほぼ中央、前から15段目、いわゆる神席でした!

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    巨大なスクリーンは迫力満点!!得点シーンのリプレーは圧巻です!