こんにちは。今年の４月から岡谷市立病院で働かせて頂いている、和田紀咲といいます。
薬学生、又は将来薬剤師になりたいと考えている皆さんにとって、身近な薬剤師というと、やはり病院ではなく薬局の薬剤師だと思います。どちらの薬剤師も処方箋に従って薬を調剤して患者さんに渡すという点では同じですが、私は病院薬剤師の大きな魅力は①実際に患者さんの症状や顔を見て調剤が出来ること、②多くの職種と関わって仕事が出来ることだと思います。
病院薬剤師の仕事には大きく分けて調剤業務と病棟業務があります。調剤では、錠剤や粉薬などの内服薬の他に、点滴などの注射薬の調剤も行ないます。また、無菌室に入り中心静脈栄養や抗癌剤の調整も行ないます。更に、医師や他の医療スタッフからの問い合わせに対応するDI業務もあります。病棟業務では患者さんに薬の説明をするだけでなく、患者さんが薬をきちんと飲めているか、また副作用が出ていないか等を確認し、患者さんの状態を見て医師に処方の提案をすることもあります。このように、病院薬剤師の業務は幅広く、その分知識も多く必要になります。
　より患者さんに近いところで薬物治療を行なうことができるので、薬の専門家である薬剤師としての職能をより発揮することのできる、とてもやりがいのある仕事だと思います。

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  大学を卒業し、地元である長野県に戻ってきて数カ月がたちましたが、美しい自然や、食べ物の美味しさに、改めて長野の良さを実感しています。皆さんにもぜひ将来は自然豊かで美しい長野で病院薬剤師を目指して頂き、一緒に地域医療を盛り上げていけたらと思います。