2015年08月15日
Apple_history ~Macintosh SE/30~
Apple。iphone,ipod,ipad,iMac最近ではiWatchなどい今までにさまざま革新的なデバイスを作ってきた
メーカー。
私が初めてApple製品を手に取ったのはAppleⅡcというMacが発売される以前のマシン。
技術者だった父親が購入したものでしたが当時PCは高価な機械でしかも外国製だったので衝撃的でした。
AppleⅡで覚えたのがCP/MというOS。今ではiOS,MacOS,Windows,Androidなどが主流ですが、そのご先祖。今回紹介するのはMacintoshSE/30というiMacのご先祖です。
発売は1989年。私は大学生でしたが大学ではもっぱらPC98(NEC製)でまだWindowsもなく動かすソフトも
ないのにマウスは1万円以上し、MS-DOSという文字(コマンド)を打ってプログラムを動かしていた時代。
このMacはSystem7(今のMacOS)が搭載され今では当たり前のGUI(Graphical User Interface:マウスなど
を使って操作する操作)が標準で搭載されていました。
初代Macintoshは高価で購入できなったようで、SE/30は初代から3年後に発売され,ドイツの工業デザイン会社、
「frog design」の手が加わり初代よりモダンになった一体型のMacが我が家にきました。さすがに父親は最初は
触らせてもくれませんでした。
市立岡谷病院 伊藤
-
電源を入れるとsystem7.1Jが起動します。基本的な考え方は現在のmacOSXと変わりません。(30年近く経ちますが)
30年経つとハードディスクは故障します。当時の規格(SASI)はなかなか手に入らないためHDDの代わりにBuffalo製
のMOが起動ドライブにしています。
当時はWordやExcelは日本語化されていなくワープロはSOLO_WRITERを使っていました。
-
このSE/30はフロッグデザインを採用した初の一体型Macで数あるMacの中でも初期の名機とも言われています。これは初代Mac
デザインだけではなくCPU、メモリがスペックアップされADBという(USBの前身でUSBが登場する10年前からAppleで開発)
USBに近いインターフェンスを採用しキーボードやマウスを接続していたなど当時では革新的なデバイスがたくさん盛り込
まれていました
-
このようなデザインと先進的なインターフェンス。国産機がインテルCPUを採用する中あえて68030というモトローラ製の
CPUを採用して独自性を強調したAppleのスタンスは今とそれほど変わらない気がします。
機会があればAppleⅡ~MacProまでご紹介していきたいと思います。