2017年10月22日
薬剤師を目指す方へ 信州大学医学部附属病院 本木 絵梨奈
こんにちは。
信州大学医学部附属病院に勤めております、本木絵梨奈と申します。病院薬剤師として働き始めて2年目になります。
みなさんは、将来薬剤師になって、やってみたいことをイメージできますか?
当院薬剤部は、大きく分けて、業務、教育、研究の3つの目標があり、それらを実現する環境が整っています。
“業務”ならびに“教育”面では、昨年の新人時代に1年間かけて調剤室・医薬品情報(DI)管理室・製剤室(抗がん剤の混注など)の3つの部署を回りました。また、入職して半年後には担当病棟が決まり、病棟薬剤師としての責任も加わりました。
現在、私は調剤と病棟業務を主に行っています。担当している病棟は糖尿病・内分泌代謝内科です。継続して薬を飲む必要のある疾患を抱えている方が多いので、患者さんそれぞれの事情を考慮しつつ、服用が継続できるよう心掛けています。また、栄養管理が必要な患者さんのために、NST(栄養サポートチーム)カンファレンスに参加する機会も増えてきました。カンファレンスでは、医師、看護師、栄養士などの他職種の意見を聞くことができます。栄養面の知識を習得する一方で、薬剤師の観点から積極的に意見を伝えることができるよう日々研鑽を重ねています。
私はまだ日常業務をこなすことに精一杯ですが、日々働く中で見出した課題を研究テーマとして、今後の医療に役立てていこうと奮闘している先輩方の姿は私の憧れであり、今後の大きな目標でもあります。
薬剤師に求められることは多岐に渡っています。日々の業務、新人、学生への教育、研究など、それらすべてが患者さんのために行われています。どの方面に力を注ぐにしても、この軸はぶれないはずです。現場には刺激的な環境・人・出会いが沢山あります。どのように働きたいか悩んだときは、病院薬剤師を一つの選択肢として考えてみて下さい。
みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。