2017年09月25日
毛鉤の色は?
普段は、黒をメインに、茶色やクリーム色の毛鉤を使用しています。いかにも虫っぽい感じの色ですね。
いろいろ調べてみたのですが、毛鉤の色と釣果はあまり関係ないそうです。実際に赤や黄、緑などの毛鉤を使用する方もいます。また、フライフィッシングでは紫やピンクなど日本の河川では到底見かけないような色合いの毛鉤も使用するそうです。
そこで、普段とは違う色の毛鉤を使ってみようと、赤い糸で巻いた毛鉤で魚が釣れるか確かめてみました。
【リサーチクエスチョン】虫っぽくない色の毛鉤でも、果たして魚は釣れるのか?
【目的】赤い毛鉤で魚を釣る
【方法】①テンカラ用毛鉤(2号)に赤い縫い糸を巻く②鳥の羽根でハックルを巻く③胴にクジャクの羽根を巻く⇒この毛鉤を使用し、いつも釣っている川で魚がアタックしてくるかを知らべる。
【結果】イワナが2匹釣れました。
【考察】一般的に、イワナの視力は0.2程度で、カラーでは見えていないがコントラストは認識していると言われています。つまり色合いではなく、明暗や濃淡で餌かどうかを識別しているらしいです。今回の赤い毛鉤の色合いは、身近にいる虫には、あまり見られない色合いですが、イワナがアタックしてきて見事釣り上げることができました。
今回は赤色で挑戦しましたが、虫っぽくない色の毛鉤でも魚が釣れるかを調べるには、もっと自然界にない様々な色で挑戦し、さらなる釣行が必要です。
後日談:その後、釣り上げたイワナの胃の中から赤いテントウムシが出てきました。赤は、虫っぽくない色かというと・・・
研究計画を見直さねば・・・(^-^;)
木曽病院 松原