2017年06月29日
平成29年度日本病院薬剤師会医薬品安全管理責任者等講習会(基礎編)レポート
平成29年6月18日(日)に東京都で行われた平成29年度日本病院薬剤師会医薬品安全管理責任者等講習会(基礎編)に参加してきました。
基礎編の開催は、今年度からの新しい取り組みだそうです。
日本病院薬剤師会(以下日病薬)ホームページで研修会の案内を見て、正直「退屈で苦痛な研修かな」と尻込みしつつも、薬剤科リスクマネージャーとして基礎を学びたいと、思い切って参加してみました。ところが「退屈で苦痛」などころか「解りやすくて夢中になって聴いてしまう研修」で、時間があっという間に過ぎてしまいました。
日病薬副会長の土屋先生の丁寧で解りやすい講義でここ10年間の変遷を学び、それぞれの講師の先生方から制度、管理(マネジメント)、システム、医薬品承認、個人情報保護、多職種への情報提供、医療事故・医薬品有害事象、報道事例など多岐に渡る内容をお話しいただきました。
今後の課題はたくさんありますが、今すぐ取り組むべきこと、5年10年の中長期的に計画しなければならないことが、すっきりと整理できたと思います。
この「医薬品安全管理責任者等講習会」で、医薬品の適正使用に取り組むための多くのことを学ぶことができました。また、医薬品安全管理責任者が取り組むべき内容だけではなく、薬剤部門として取り組むべきことをシェアしていただけたと感じます。
医薬品安全管理責任者を務める方のみならず、リスクマネージャーや医薬品安全管理責任者を補佐する立場の方など、多くのみなさんに参加をお勧めします。
木曽病院 松原